Google Cloud が提供している認定資格、Professional Cloud DevOps Engineer を取得しました。
受験準備や参照したリソースについて書き残しておきたいと思います。
試験概要
Professional Cloud DevOps Engineer は Google Cloud が認定するプロフェッショナル資格のひとつです。
Google の SRE や DevOps の考え方に基づいたプラクティス・設計に関する知識を問われる内容となっています。
https://cloud.google.com/certification/cloud-devops-engineer?hl=ja
- 試験時間:2 時間
- 出題形式:多肢選択式
- 受験料:$200
- 試験官との応対言語:英語
- 試験問題の言語:英語
試験官との応対は英語で行います。
現状は、試験問題の文面も英語のみの提供となっています。
おすすめの学習リソース
Google の SRE 関連書籍
Google の SRE に関する情報を紹介している Web サイト(https://sre.google)にて、SRE のプラクティスが学べる 3 冊の書籍(いずれも英語版)が無料で閲覧できるようになっています。
インシデントコマンダーや SLA / SLO / SLI など、SRE にまつわる用語の意味やプラクティスの生まれた背景などをざっと学ぶことができます。
"Site Reliability Engineering" と "The Site Reliability Workbook" は日本語版も販売されていますので、日本語の資料で学習されたい場合はそちらも有用です。
- Site Reliability Engineering
- The Site Reliability Workbook
- Building Secure & Reliable Systems
Art of SLOs
こちらは Google が提供しているワークショップで、座学 + 演習で SRE のプラクティスを学ぶことができるようになっています。
SLO やエラーバジェットといった指標を用いてサービスの信頼性を定義・測定・管理する方法の全体像を学ぶことができます。
上述の書籍を読んだうえで参加するとより学習効果が高いと思います。
受験方法
今回はオンラインで受験しました。
オンラインの場合は Webassessor の試験配信システムを利用するため、受験に用いる端末に Sentinel というクライアントをインストールしておく必要があります。
その他、受験に関する注意事項はひととおり目を通しておくことをおすすめします。
https://support.google.com/cloud-certification/answer/9907852?hl=ja&ref_topic=9433463
受験するときのテーブル上には、許可されたもの(ディスプレイ、キーボード、マウスetc.)以外は一切置くことができません。
ただし、私が受験した際はキーボードとマウスにそれぞれアームレストを使うことは許可されていました。
受験時の所感
サービスの設計・開発・運用といった幅広いフェーズを対象に、Google の SRE の考え方に基づく回答が求められる出題に多く出会いました。
それに比べると出題数は抑えめだったように記憶していますが、Google Cloud のサービスの組み合わせや個々のサービスの設計に関する出題もありました。
イベント駆動型のシステムを構築する際に用いられるサービスを中心に学習しておくとよいのではと思います。
おわりに
Professional Cloud DevOps Engineer を取得しました。
受験準備を通じて、SRE のプラクティスを学び直すことができました。